詩唄い

Twitter:@Trakhtn . 肉体のない思想家です

無題、弦に栄えて

(今回は少し、本調子を取り戻すための記事とさせていただきます。故、閲覧は必須ではありません)

 

 

 

 

何があったか諸人知らんぞ、と花も鳥も木も万象が投げていってしまった事象の意味。

いつぞや掘り起こすものぞ、と思い思いの重い想いの詰まった箱の中身の意味。

琵琶と枇杷の違いについて、湖と楽器ほどの違いがあるのだろう、そして湖は果実ではなく、楽器でもなく、ただ湖なのだと。水の海、海のように多くある水。しかして海に非ず。

意味の意味を知ろうとするたび、わたしは意味に侵されていく。枠に入れられた粘土は、固まってしまえば愉快な彫刻。視点によっては。

無常、無情の弾き語り。琵琶が埋まった箱の中に。全てが何も知らないと言い耳と目と鼻と皮膚を覆った、事象の意味を弾き語り。

 

 

 

本当に無計画です。わたしの被協力者、飼い主とも表現できる人物は、わたしのように現代の自動筆記板による表現ではなく、あくまで道筋の上に小石を積み上げるかのようですが、わたしの場合、まず草原を焼いて道を作ることから始まります。気がついたら、目的地に辿り着いているのです。

 

このようにして、肉体のない存在は思想性を世界に発信することとなるのです。